代表中澤の日々の徒然
POST: 2010.03.16
手紙から
先日のブログで遠隔地に住むお施主様のご両親が、建築現場にお越しになられたときのことを書かせていただいた。そのお父様からお手紙を頂戴した。
じーんとくる内容に目頭が熱くなった。息子の家を見にいっただけなのに、社長がわざわざ来てくれて説明してくれたと感謝のお言葉が書き綴られていた。しかも丁寧な手書きのお手紙に、息子さん(お施主様)や我々作り手に対する気持ちや思いが伝わる。
設計している担当者と僕で立ち会ったわけだが、担当者は県産材の材木や間取りなどを真剣に説明させた。僕は遠くに住むお父さんに安心だけを届けたかった。「たった7人の小さな工務店です。こんな失敗をしたりこんなことを経験したり、こんな信念で家をつくっています」みたいなことだけを責任者としてはお伝えしたかった。
その手紙に2枚の写真が同封されていた。僕みたいな若輩者が失礼だが、お父様のお人柄が伝わってくる基調な写真だった。そんな写真まで頂いてしまい大変恐縮しております。本当にありがとうございました。
僕の父は弊社の先代の社長。亡くなってからもうすぐ7年が経つ。生きていれば76才。仲のいい親子だったが、父親感というか父親の在り方・・・みたいな事について語りあったことはなかった。でも今日頂戴した手紙と写真で、目指すべき理想の父親像がわかってきた感じがした。
謙虚や優しさが伝わる手紙を、一生大事にしたいと思う。ありがとうございました。