代表中澤の日々の徒然

POST: 2010.04.15

信濃長谷寺御開帳回向柱奉納

奈良・鎌倉そして信濃長谷寺。

日本三所信濃国長谷観音霊場である長野市篠ノ井塩崎の長谷寺が本年、7年に1回の『御開帳』を迎える。

いよいよ今週末から御開帳がはじまる。ダイコクはその御開帳の主役とも言える『回向柱』をこの度奉納させて戴きました。奉納させて戴きました柱は、もちろん長野県産材、北信地方の杉、幅8寸(24センチ)、長さ4Mの立派な大木である。

産地から切り出したのが今年3月上旬。いつもお世話になっている木島平の瑞穂木材さんで加工され、ダイコクに運ばれて来ました。大工工事で弊社がいつも大変お世話になっている古澤工務店の古澤平二棟梁に回向柱として刻みを入れて戴きました。

 そしてその地元県産材の杉の柱に、当山第35世 岡澤慶澄住職による入魂の筆入れを行い、本日回向柱の建て方を迎えました。(まずは慶澄住職の達筆に感動です・・・)

回向柱の基礎も先月弊社にて改修工事をさせていただきました。なにせ8寸角の大木を支えるわけですので、頑丈な基礎をつくらせていただきました。下の写真は、最後のお手入れをしている古澤平二棟梁と回向柱を入れる基礎です。

本日、男手6人で知恵を出しながら重機を使用せずに、ロープと腕力のみで無事に建て方完了。長谷寺観音堂に立派な回向柱が備えられました。それにしても流石に8寸角4Mものの柱の重さには驚きました。

奉納記念にご住職と記念撮影。

ひと仕事が終わり、安堵感と感激とが入り混じる何ともいえない気持ちよさは万感の思いでした。こんな貴重な体験をさせてくれた長谷寺様と観音様、そして協力くださいました瑞穂木材さんと古澤棟梁に対し、心から感謝を申し上げる次第です。

いよいよ7年に1回の長谷寺御開帳・・・是非皆さまもお観音様にお会いになられてはいかがですか。